イシグロキョウヘイ監督最新作
『サイダーのように言葉が湧き上がる』を観て来ました。
サイダーのように言葉が湧き上がるのあらすじ
17回目の夏、地方都市⸺。
コミュニケーションが苦手で、人から話しかけられないよう、
いつもヘッドホンを着用している少年・チェリー。
彼は口に出せない気持ちを趣味の俳句に乗せていた。
矯正中の大きな前歯を隠すため、
いつもマスクをしている少女・スマイル。
人気動画主の彼女は、“カワイイ”を見つけては動画を配信していた。俳句以外では思ったことをなかなか口に出せないチェリーと、
見た目のコンプレックスをどうしても克服できないスマイルが、
ショッピングモールで出会い、やがてSNSを通じて少しずつ言葉を交わしていく。ある日ふたりは、
バイト先で出会った老人・フジヤマが失くしてしまった
想い出のレコードを探しまわる理由にふれる。
ふたりはそれを自分たちで見つけようと決意。
フジヤマの願いを叶えるため一緒にレコードを探すうちに、
チェリーとスマイルの距離は急速に縮まっていく。だが、ある出来事をきっかけに、ふたりの想いはすれ違って⸺。
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キャスト
感想
あまり期待していなかったのですが、
すごい面白かったです!!
色彩が鮮やか!
最近のアニメ映画は実写と見間違う画力の作品が多いですね。
新海誠監督作品などの背景は本当にすごいですよね。
でも、この映画はあえて背景は動かしません。
しかし、“色彩”や“陰影”の付け方が素晴らしい!
この画像、ポスターのまま動きます。
日本語が美しい
男子高校生(チェリー)の俳句好き設定がうまいです。
「舟を編む」を思い出させる日本語の美しさ、
そこに高校生の淡い恋が交わります。
ラストシーンが良い!
男子高校生(チェリー)から女子高生(スマイル)へ
自分の言葉で熱い想い伝えるクライマックスシーン。
全てはこのシーンのために構成されていると言っても過言ではありまん。
たまりませんでした。
物語のクライマックス、
チェリーのまっすぐで爆発的なメッセージは心の奥深くまで届き、
あざやかな閃光となってひと夏の想い出に記憶される。
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アラサー独身の私は、
眩しすぎるひと夏の青春に泣きました。
迷っている方はぜひ見て下さい。
サイダーが弾けるような爽やかで
そしてどこか切ない、
きっと晴れやかな気持ちで映画館を出れるはずです。
主人公愛用ワイヤレスヘッドホン
主人公チェリーが劇中で着用していたワイヤレスヘッドホンを紹介してお別れとします。
- JVC HA-SD70BT-B
JCBは昔ビクターという会社名でしたね。
私が初めて買ったコンポがビクター製でした。
当時から音質の良さが評判でした。
それではまた!
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